本の魅力について

本の魅力について

好きな本の使い方

皆さん突然ですが、「好きな本」ってありますか?

私の家族は本好きで、本に囲まれて育ったので

好きな本がたくさんあります。

 

特に好きな本は今もずっと持ち続けていて、

たま~に、それこそ3年、5年、10年くらいの

空白を開けて読み直すことがあります。

 

好きな本の凄いな、と思うのが、読むたびに

自分の感想が増えて行ったり、変わったりすることだと思っています。

前回読んだ時には気が付かなかった!という発見があったり、

前回はこんなところにじ~んと来なかったというところで涙が出たり。

 

逆もあって、確かすご~く感動したはずなのに

今回はそうでもなかった、と思ったりすることもあります。

皆さんはいかがでしょうか?

 

絵本・小説・漫画・実用本、

ノンフィクションもの等はもちろん

辞典や辞書を読むのもとても好きなので、

変だと言われてしまうことが多いのですが・・・

小さい頃好きだった本や、今も手元に置いてある本は

大切に自分の家の本棚においていました。

 

開店当初から始めたいと思っていたのですが

そんな本たちの1部をお店に持ってきて

JINOの「ひろがるほんだな」という仕組みを始めました。

 

 

更にCOVID-19との出会いで、お家時間が増えるなかで

動画をたくさん見る機会があったのですが

個人的に1つ気づいてしまったことがあって。。。。

 

私は動画が苦手でした。笑

YouTubeチャネルを作って、補聴器メーカーさんの

最新カタログを紹介してみたり

今後も補聴器の使い方や、音のことなど

映像でみたら楽しいかな、と思うものを

配信し続けていくつもりではあるんですが

自分自身は、動画を長く見続けることが苦手、ということに

今回の最中に気づいてしまって。

 

動画には動画の良さがあると思っていますし

全部が苦手なわけでもないとは思うのですが

個人的には自分のペースで先に進めないのが難しい

と感じてしまったんです。

 

これはきっと私と同じように感じる人もいるはず!なんて

勝手に思い、「ひろがるほんだな」を

補聴器やロジャーに関係のない方にも知って頂こうかと思い

プレスリリース↓も配信してしまいました。

www.dreamnews.jp

 

ひろがるほんだなの仕組みはこんな感じです

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自分の好きな本や、自分を変えてくれた本、

自分を助けてくれた本や、誰かに読んで欲しいな

と思う本たちを、自宅に寝かし続けず、

新しい誰かの元にその本を届けてみたい。

 

そんな気持ちに共感してくださる方がいらっしゃいましたら

是非、お店に本をお届けください✨

 

分断を乗り越える人と人のつながり

COVID-19を契機に、会いたい人と簡単に会えなくなったり

行きたいところに自由に行けなくなったり

国によっては大きな暴動につながったり

人の不安・不満が増えてきているのを日々感じています。

 

特にアメリカでの暴動は、肌の色が由来するだけではない

差別と格差への怒りや悲しみを感じずにいられません。

 

個人的な事ですが私には、肌の色が異なる甥がいます。

彼が5歳の時に、日本でいう幼稚園のようなところからの帰り道

彼の母である私の姉妹にこう言ったそうです。

「僕の肌は黒いから、僕は悪いんでしょ。」

 

きっと何か誰かに言われたんだと思うのですが

こんなに悲しいセリフを5歳の子どもが口にする事実に

打ちのめされました。

 

ただ彼を抱きしめて、それは違う。あなたは素晴らしい。

だれも肌の色でその人を決めつけることなんてできない、と

伝え続けるしかない反面、黒い肌を持った人の社会では

特に男の子を育てるときに、警官に話しかけられた時の態度を指導したり

街で人に何か言われた時のふるまいを教えたりしなくてはいけないと

姉妹に教えてもらい、悲しい気持ちでいっぱいになりました。

 

姉妹は私と同じアジア人なので、

住んでいる国で差別を受けることはあります。

私も色々な国で空気のような扱いを受けたこともありますし

モロに失礼なことを言われたことも何度もあります。

 

それこそ肌の色・見かけの同じ人種からの差別や嫌悪もあるので

今のアメリカの暴動全てに賛成しているわけではないのですが、

この分断や暴動・差別や格差が何から生まれるのかを考えると

「知らないこと」が大きな要因の1つではないかと思ってしまいます。

 

人間の1日は24時間しかありませんので

毎日の暮らしの中で自分が体験出来る事には限りがあります。

ですが、本には自分の知らない世界ばかりが広がっています。

 

色々な立場の人の、色々な経験、辛さも喜びも、悲しみも楽しみも

本で疑似的に体験することができると思っています。

 

私は聞こえの課題をなくしたい。障害という概念を社会からなくしたい

という一心ですが、世界には肌の差別をなくしたい人もいらっしゃれば

貧富の格差をなくしていきたいと思う方もいらっしゃると思います。

 

誠意をもって毎日を大事に生きられる権利を

誰もが当たり前に得られる社会を

願ってやみません。

 

その大きな願いの、小さな最初の一歩に

JINOの「ひろがるほんだな」が、なれたら嬉しいと思っています。

「知ってもらう」だけでも生きやすくなる人が

「想像してみる」だけでも相手の事を想える人が

増えていくと思っているからです。

 

ひろがるほんだなには、耳の聞こえについて、

補聴器について、聴覚障害について

聴導犬、手話という言語、ろう者といわれる方々の意見

人工内耳という選択、という聞こえに関係する分野の本も

ある程度集まりました。

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また沢山の人に協力いただいて、素敵な絵本や子ども向けの本から

大人向けの啓発本や哲学本、時代小説や恋愛小説も集まりました。

ご協力いただいた皆様ありがとうございました✨

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自分の知らない世界は近くにも遠くにもある。

世界も宇宙も広くて、人は皆同じで、みな違う。

そんなことを感じてもらえて、人と人のつながりから

誠実に生きていきやすい人が増えるほんだなに

なったらいいな、と思います。

 

ひろがるほんだなはレンタル対応も可能ですので

気になられる方は本を交換せずに、本棚を見るだけでも、

借りるだけでも大歓迎ですので

お店に遊びにいらしていただけたら嬉しいです!!

 

お読みいただきありがとうございました!

LMH 郷司

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