戦力外通告からバッティングセンター勤務を経て、2億円プレーヤーに登り詰めた山本和範【逆転野球人生】

戦力外通告からバッティングセンター勤務を経て、2億円プレーヤーに登り詰めた山本和範【逆転野球人生】

風貌がドラキュラに似ていることから、“ドラ”と呼ばれるのは近鉄時代の山本和範である。

キャンプ中に投手から打者転向、さらに1年目が終わると内野から外野コンバートを命じられる。

左耳が生まれつきの難聴で、守備が下手なのは打球音が聞こえないからと陰口を叩かれるのが悔しかった。

今に見てろよとひたすらバットを振り、二軍で打率3割を超え、ウエスタンベストテンの常連になっていく。

死球を受けても「当たってません!」と審判に食い下がってまでタイムリーを狙い、週べ選手名鑑で趣味を聞かれ、他の選手が「ゴルフ」や「レコード鑑賞」と無難な回答をする中、ひとり「無趣味」と答える。

そんな不器用な男を周囲は、変わり者と呼んだ。

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