手話ダンスでノリノリパフォーマンス!5年ぶりに開催された「めんめの発表会」で披露
手話ダンスを通じて楽しく手話を伝えようと活動する「Team BRIGHT」が、コロナ禍を経て5年ぶりに開催される「めんめの発表会」に出場すると聞き、観覧してきました。
かがわ文化芸術祭が主催する「めんめの発表会」は、日頃から様々なパフォーマンス活動に取り組んでいる県民の皆さんが参加する、参加料・入場料ともに無料の発表会です。
コロナ禍もあり今回5年ぶりの開催だそうで、それもあってか、会場の讃州井筒屋敷(東かがわ市)では各チームのパフォーマンスをひと目見ようと多くの人たちで賑わっていました。今回は15組ほどの個人やチームが音楽演奏やダンス、マジックや落語などを披露されるそうです。
そんな中、本誌ガーカガワでも「100%笑顔」でお馴染みの莉夢(りゆ)さんが手話ダンスグループ「Team BRIGHT」で手話ダンスを披露するとのことで、手話をしながらダンスって面白そう… という興味もあってやってきた次第です。
野暮用が押していて開始ギリギリで到着しましたが、会場の讃州井筒屋敷・与之蔵はすでに満員御礼! 和気あいあいとした雰囲気の中、パフォーマンスが始まりました。
「Team BRIGHT」は手話の大好きな障がい者や大人、子どもたちの集まりで、手話ダンスや手話を広げていく活動を45年にわたって続けているそうです。
手話だけを見てもちんぷんかんぷんなのですが、こうして音楽に乗ってダンスの中で手話を表現されると、なんとなく意味が伝わってくるから不思議です。手話と体全体で喜怒哀楽がうまく表現されていて、見ていて本当に楽しかったです。
発表の後半には観客と一緒に手話で歌う一幕も。子どもたちだけでなく、大人もおじいちゃんおばあちゃんも、メンバーの手本をまねしながら大いに盛り上がっていました。
「Team BRIGHT」の代表の方に少しお話をお聞きしました。
ーー普段からこういった活動を精力的になさっているんですか?
代表「これまで45年くらいこういった活動を行っているのですが、ずっと子どもたちに教えてきて、またその子たちが教える側になって次の世代になってという感じです。めんめの発表会も5年ぶり、私自身も今回5年ぶりにこのような発表をさせていただきましたが、それ以前はさまざまなイベントに出させていただきました。」
ーー久しぶりの発表とのことで、行ってみていかがでしたか? 観客はノリノリでしたね(笑)
代表「今日は本当にありがたかったです。皆さんお優しい方ばかりで、私たちも楽しくできました。」
ーー今後もイベント等で発表されていくそうですが、主にどんな人たちに見ていただきたいですか?
代表「子どもたちがなかなかこういう機会が少ないので、できればそういう子どもたちも障害者の人たちも一緒になって楽しんでいただけたらと思います。」
せっかくなので、こちらもノリノリで手話ダンスを披露してくれた莉夢さんと、同じダンス仲間の真央さんにもひと言お願いしましょう。
ーーお二人は今回のイベントが初めて?
真央さん「いえ、実はわりと長くて、二人とも小学生の時に高松冬のまつりでコーラス隊として参加したのが始まりです。それから高校生ぐらいまでやっていたのですが、冬のまつりがなくなって参加する機会がなかなかありませんでした。ほんと、今回5年ぶりに参加させていただきました。」
ーーじゃあ、5年ぶりにパフォーマンスをしていかがでしたか?
二人で顔を見合わせて「気持ちよかったね~!(笑)」
真央さん「いつもは夏休みとかに子どもたちに手話を教えているのですが、発表する側というのはほんと久しぶりで、会場の皆さんもノリが良くて、やっぱりこれも楽しいなと思いました。青春を取り戻したって感じです(笑)」
ーー最後に、今後もイベント等で発表されると思いますが、これをご覧の読者さんにひと言どうぞ!
莉夢さん「誰でも気軽に見て楽しんで、楽しみながら覚えられる手話ですので、コミニュケーションのひとつとして、ぜひイベントなど参加してください!」
最近ではテレビドラマや映画の中にも手話が出てきたり、こういったイベントなどでも見かけるようになって、障がい者やその家族だけでなく、広く興味を持つ人が増えていると聞きます。外国語を習うように、コミニュケーションのひとつとして手話がどんどん広まっていくといいですね。
私も「愛してる」の手話を覚えました。 って… いつ使うねん!(笑)
「Team BRIGHT」の皆さんと。
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編集者:原田伸一(ガーハラダ)
兵庫県出身四国帰化人。爆笑よりクスッ笑いに使命を感じる自称草食系男子。明太子は心の友。フォトコンテスト受賞歴複数あり。
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