耳が不自由な子どもたちにも猿まわしを楽しんでもらおうと、大分県立聾学校で手話を取り入れた公演が披露されました。
大分市の県立聾学校に大阪からやってきたのはおサルの「あいちゃん」です。「あいちゃん」とトレーナーの大場由佳さんは猿まわしに手話を取り入れた公演を全国で実施するプロジェクトに取り組んでいます。
27日は聾学校の3歳から18歳までの子どもたちおよそ20人が観賞し、あいちゃんの芸が成功するたびに大きな拍手が沸き起こっていました。
独学で手話を学んだという大場さんは、3年をかけて10個の手話を覚えたあいちゃんと一緒に心のバリアフリーを目指しています。
(観賞した児童)「運動神経が良くて頭もよいので、すごいサルだなと思いました」
(二助企画トレーナー・大場由佳さん)「もっともっとできる手話の数も増やしていきたいし、おサルさんはすごい身体能力を持っているので、そういった伝統芸能の魅力を知ってもらいたい」
普段なかなか見ることができない猿回しの公演は子どもたちにとって楽しい体験となったようです。あいちゃんと大場さんは来年7月まで全国各地を巡る予定です。
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