要約
目的
遠隔同期微調整とフォローアップ訪問が初めて補聴器(HA)を使用する人々の聴覚関連の問題および補聴器の利益に与える短期および長期の影響を評価すること。
デザイン
無作為化対照試験。
研究サンプル
スウェーデンの公的税金資金で運営される補聴器クリニックにおいて、聴覚リハビリテーション(AR)を受ける予定の患者が、介入群(n = 33)または対照群(n = 36)に無作為に割り当てられました。両群とも従来のARプロセスを完了しましたが、介入群は補聴器の同期遠隔微調整およびオンラインフォローアップ訪問を受けました。結果測定は、介入前および介入後、介入の6ヶ月後および1年後に行われました。
結果
両群ともに、高齢者/成人用聴覚障害インベントリーで測定された聴覚関連の問題が時間とともに改善され、両群間に有意な差は見られませんでした。補聴器利益の簡略版プロフィールでも同様の改善が見られましたが、嫌悪感のサブスケールを除きました。両群ともに、補聴器の使用時間が日ごとに減少しました。介入群は、介入直後に測定された活動制限の改善について対照群と比較して有意な改善を報告しました。
結論
初めて補聴器を使用する人々に対する同期遠隔微調整とフォローアップは、当クリニックでの標準ケアと比較して、聴覚関連の問題および補聴器の利益の結果に異なる影響を与えませんでした。
リンク先はTaylor&Francis Onlineというサイトの記事になります。(原文:英語)