学習成果
このコース終了後、学習者は以下のことができるようになります。
フォローアップケアの平均訪問回数について説明できる。
フォローアップケア訪問を正当化する問題の種類を説明できる。
フォローアップケアの構成要素を定義する。
難聴者が補聴器に適応する際に直面する問題を考慮すると、補聴器のフィッティングが完了した時点で治療が完了したとはみなされません。
本論文の目的は2つ:1.補聴器装用者が補聴器装用開始後1年間に経験しやすいフォローアップの回数と問題の種類を検討すること、2.AIを活用した新世代の補聴器が、補聴器装用者中心のカウンセリングという新たなアプローチと組み合わさることで、補聴器装用者へのフォローアップケアのあり方をどのように再構築しつつあるかを探ることです。
はじめに
補聴器のフィッティングを数ヶ月以上行っている方であれば、次のようなシナリオを既にご存知でしょう。
例えば、装用者1が今日補聴器を装用し、2週間後に定期的なフォローアップの予約を入れたとします。
装用者2も同じ日の午前中に補聴器を装用し、2週間後の定期フォローアップの予約を入れました。
装用者1は、フィッティングの数日後、緊急に助けが必要であると電話をかけてきました。
逆に、着用者2は予定したフォローアップのアポイントメントを守り、大成功を報告し、追加のアポイントメントも必要ありませんでした。
同じ日に装着された2人の人が、まったく異なるフォローアップを経験したのです。
この一般的なシナリオに基づけば、補聴器を装用したすべての人が、それぞれ異なるフォローアップケアを経験していると結論づけるのは簡単です。
補聴器装用者の中には、オージオロジストが提案した治療法を真面目に守る人もいれば、無造作にオフィスに現れたり、緊急の心配事があるときに突然電話をかけてきたりする人もいます。
さらに、補聴器の微調整を無限に繰り返すような装用者もおり、1年を通して貴重な診療時間を費やすことになります。
一方、補聴器を正しく耳に装用するために、集中的な励ましと指導を必要とする装用者もいます!
フォローアップケアについて確かなことは、不確実であるということでしょう。
問題解決にかかる時間や「うまくいく」までにかかる時間、またフォローアップケアの予約の種類は、予測不可能な方法で変化します。
このような理由から、フォローアップ・ケアは、それがいつ行われるのか、そしてどのように行われるのかが、この2部構成の記事の焦点となります。
リンク先はアメリカのAUDIOLOGYONLINEというサイトの記事になります。(英文)