講談社が制作したVRアニメーション『耳に棲むもの』(以下本作)が完成したことを発表いたします。
本作は、芥川賞作家で紫綬褒章受賞の小川 洋子がVR作品のために書き下ろしたオリジナル原作を、アカデミー賞ノミネートアニメーション作家で同じく紫綬褒章受賞の山村 浩二がVR映画化した、画期的なコンビによる野心的な作品です。
独特の世界観を持つ二人の巨匠が2年の歳月を掛けてVRというメディアでしか味わえない作品を完成させました。
【あらすじ】
孤独な少年の耳に棲むものとは?そしてなぜ少年の耳に!?
その少年は、毎日土を掘っては、そこで見つけたものをクッキー缶の中に集めていた。
そして少年のノートには、彼の人生と、拾い集めた物たちが発する孤独な声たちが記録されていた。
そんな彼の耳の奥には、4人の音楽隊と、レース状の偕老同穴に住む2匹のエビが住んでいた。
彼らは、少年が涙を流すたびに演奏とダンスをして少年を励ましてくれた。
彼はお礼に、拾ったものが入ったクッキー缶を振る。そうやって少年は成長していった。
成人した少年は補聴器を売るセールスマンになり、孤独な声を拾い集めることも涙を流すこともなくなっていた。
ある日、彼はTVのニュースで見た、日系人強制収容所で見つかった手製の小鳥のブローチに魅了され、少年の頃を思い出し、再び孤独な声たちを拾い集める旅に出る。
そこで彼が出会ったものは…?
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