手話を使いやすい環境を整備しようと県は、手話や音声をAIを使ってリアルタイムで文字に起こしてコミュニケーションに活用するシステムの実証実験を9日から始めることになりました。
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福岡県では去年、手話を言語として位置づける「手話言語条例」を制定して、手話を使いやすい環境の整備を進めています。
こうした中、通信大手のソフトバンクが手話と音声をリアルタイムで文字に起こし、双方向にやりとりするシステムを開発し、実用化に向けて、県が実証実験に協力することになりました。
開発されたシステムはカメラに向かって手話をすると、AIが動きから言葉を推定して文字に変換し、画面に表示します。
一方、声を使って話すと音声認識機能で文字に変換されて画面に表示される仕組みで、手話を使う人と声を使う人の間で円滑なコミュニケーションを実現しようというものです。
システム端末は県庁1階ロビーと春日市にある福岡県障がい者更生相談所に来年10月31日まで設置されます。
今後、利用者などから意見を募ったうえで、改善を進めるということです。
ソフトバンク公共事業推進本部の柏木陸照本部長が「手話を使う方が困ることのないように、聞こえない声を聞いていくのがポイントです。困っている方をデジタル技術を使って助けたい」と話していました。
リンク先はNHKというサイトの記事になります。