2025年3月28日(金) 06:00
イヤホンやヘッドホンの使い方を間違えると気づかないうちに耳が聞こえづらくなる恐れがあることを知っていますか?例えば耳鳴りもそのサインの1つなんだそうです。難聴を引き起こす原因や対策を医師に聞きました。
記者 小村ののか
「音楽を聴いたり、リモート会議をしたりするときなど、私もイヤホンを使う機会が多いんですが、使い方によっては気づかないうちに難聴になってしまう危険性があるんです」
厚生労働省はこの10年間で10代から40代の聴力が低下してきていると警鐘を鳴らしています。
その原因の1つとして挙げられるのがイヤホン難聴で、イヤホンやヘッドホンで長時間、大音量で音を聴くことによって引き起こされます。
くにもと耳鼻咽喉科 國本泰臣 院長
「イヤホン難聴は高い音から聞こえが落ちていくので普段の生活ではなかなか難聴に気が付きにくいというところがあります。聞こえだけではなくて耳鳴りがするとかですね、そういったことで来られて検査してみると高い音が落ちているといったこともあります」
音が聞こえる仕組みは、内耳の蝸牛という器官にある有毛細胞で音が振動から電気信号に変換され、脳に伝わることで聞こえるようになります。
イヤホンから聞こえてくる音は日常生活で聞く音より振動が大きいため、これが蝸牛に送り続けられることで細胞が壊れてしまい、難聴を引き起こします。
くにもと耳鼻咽喉科 國本泰臣 院長
「壊れてしまった細胞をもとに戻すっていうのは今の段階では難しいと思います」
また、難聴を放置すると認知症にもつながりやすいということです。
くにもと耳鼻咽喉科 國本泰臣 院長
「今言われているのは、音が聞こえて最終的には脳に伝わって聞こえていますので、難聴をそのまま置いておくと脳を使わないことになるので、認知症になりやすいことが証明されています」
耳が聞こえづらくなることで周囲とのかかわりを避けるようになり社会的に孤立し、認知機能の低下をもたらす可能性があるとのこと。
医師は、イヤホン難聴にならないために日頃からイヤホンやヘッドホンの使い方に注意してほしいと話しています。
くにもと耳鼻咽喉科 國本泰臣 院長
「とにかく予防するということが1番大事かと思います。1時間に1回10分程度は耳を休めてあげるのが必要かと思います。あとはボリュームについても最大音量の60%程度までで抑えてもらったほうがいいと言われてます」
ほかにも周囲の音を聞こえにくくするノイズキャンセリング機能を活用してイヤホンの音量を下げることも効果的だということです。
イヤホンの正しい使い方、ぜひ覚えておいて下さい。
リンク先はBSS山陰放送というサイトの記事になります。