公開:2024/9/12 18:18
難聴者用集音器製造のシマダ製作所(群馬県富岡市)が前橋地裁高崎支部から破産開始決定を受けたことが12日、分かった。3日付。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は2023年10月期の時点で約1億2900万円。その後、変動している可能性がある。
同社は1970年に創業し、71年7月に法人改組。当初は地元に製造拠点を置く大手電子機器メーカーの下請けとして電子機器部品を製造していた。その後、自動車部品メーカーと取引を開始。自動車用電子制御機器などの製造にシフトしたが減収傾向が続き、92年ごろから難聴者向けの集音器製造に着手。「みみ太郎」シリーズを発売し、インターネットや代理店経由の販売で売り上げが拡大、2003年10月期の売上高は約2億円を計上していた。
その後は赤字基調で債務超過に陥り、23年10月期の売上高は約7500万円にとどまった。同年4月に後継者が亡くなったことも重なり、事業継続を断念。今年2月に別会社に事業を譲渡し、シマダ製作所としては事業を停止していた。
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