補聴器を道で拾ったら、警察に届けることを呼びかけた投稿が話題です。
眼鏡店の店主であるよしひこさん(@sakata_yoshi)が、補聴器を落とした時の対応の仕方を2月1日、X(旧Twitter)に投稿したところ、5万件を超える「いいね」が寄せられました。
他のXユーザーからは「覚えておかなくちゃ」「これは知りませんでした!」といった声が寄せられています。
補聴器は大事な体の一部。拾ったら警察へ!
よしひこさんはXに
「お願いです。補聴器を拾ったら、警察に届けてください」
とつづり、一枚の画像を投稿。補聴器を紛失してから本人に返ってくるまでの仕組みを「いらすとや」のフリー素材を使って解説しています。
まず補聴器を拾ったら、交番など警察の機関に届けます。すると、補聴器に記載されているシリアル番号を元にメーカーに連絡が入ります。その後メーカーから補聴器の販売店へ連絡され、販売店から購入した本人に連絡をすることができるんだそうです。
最後によしひこさんは
「耳の不自由な方にとって、補聴器は大切な身体の一部。ご協力をお願いします」
とコメントし、投稿を締め括っています。
BuzzFeedは画像を投稿したよしひこさんにお話を聞きました。
よしひこさんはも埼玉県行田市の眼鏡店「サカタメガネ」の店主で、実際の業務ではメガネだけでなく補聴器も作製していると語ってくれました。
――補聴器をなくされる方はどれくらいいますか。また、なくしてしまった補聴器が持ち主の元へ戻る割合はどれくらいでしょうか。
失くしてしまう割合は分からないのですが、当店のお客様でも数か月に1人程度は無くされたと仰られる方がいらっしゃいますので、少なくはないのではないでしょうか。
――もし補聴器を拾った場合、投稿にある以外ですべきことはありますか?
警察に届けて頂ければそれだけでまずは十分です。もし可能であれば精密機器ですので衝撃や水分には気を付けて頂けたらと思います。
――逆に自身がなくしてしまった場合には、どのような対応をするのが良いのでしょうか?
まずは紛失しないように、洋服などとつなぐ「イヤチェーン」がありますので、そちらの活用も検討して頂くこと。紛失してしまった方もまず警察へ言って頂き、遺失届を出した証明書があればメーカーによっては紛失保証のあるメーカーさんもいらっしゃいます。
今回の「警察からシリアル番号でメーカー、ユーザーに連絡」という情報共有が出来るようになったのは2022年からのことです。
この投稿には他のXユーザーから
「これは知りませんでした」
「覚えておかなくちゃ」
「『補聴器を拾ったら警察へ』という認識が広く浸透し持主に戻るようになりますように」
「シリアル番号、これは知らなかったです。見つけたら必ず届けますし、知らない人にも伝えたいと思います」
「今後同じ事があったら、最寄の交番に届けるようにします」
などのコメントが寄せられています。
リンク先はBuzz Feedというサイトの記事になります。