音楽家つのだ☆ひろさんが23日、新潟県柏崎市内で、ろう学校の生徒らが参加する合奏会を開催する。最新の骨伝導ヘッドホンシステムを使用し、難聴の子らに打楽器などの演奏を指導。最後はプロのミュージシャンとのセッションで締めくくる。「耳の不自由な人に音楽を届けたい」という長年の夢が一つの形になり、つのださんは「ようやくここまできた」と感慨深げに語った。
聞こえにくさ解消へ協力宣言 高齢者や難聴者支援―時事通信など
つのださんは20年近く前から、「骨伝導システムを使って耳の不自由な人に音楽を楽しんでもらうことができないか」という構想を持っていた。しかし、音楽鑑賞に堪えうる骨伝導ヘッドホンシステムが見つからないなどの理由で事態は難航。紆余(うよ)曲折を経ながら協力者の支援を得てヘッドホンなどの開発を進めた。
ようやく納得のいくヘッドホンなどができ、昨年末、柏崎市の協力で新潟県立長岡聾(ろう)学校の生徒たちに新システムを使って音楽を聴いてもらったところ、「澄んだ音だ」「きれいに聞こえる」など良い反応を得たため、今回の合奏会開催につながった。合奏会には、同校の生徒ら十数人が参加。ドラムをたたいたり、パーカッションを鳴らしたりして音楽を味わう。
つのださんは、今回の合奏会が成功すれば、他の都道府県でも同様の行事を開催したい考えで、「ぜひ成功させたい」と意気込んでいる。
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