聴覚障害児支援で県とオーストラリアの団体が協定

聴覚障害児支援で県とオーストラリアの団体が協定

11月05日 19時19分

県庁で鈴木知事やアリーシャ・デイビスCEOなどが出席して締結式が行われました

聴覚障害のある子どもを支援するため、県はオーストラリアで50年以上にわたって難聴の子どもの支援を続けている団体と協定を結び、県立総合病院で療育プログラムの作成や専門スタッフの養成などに取り組むことになりました。

先天性の難聴をめぐっては、国内で音声を電気信号に変えて伝える「人工内耳」をつけた子どもが言語を認識できるようになるための訓練や療育の方法が確立されていないことが課題となっています。
こうした中、県は5日、オーストラリアで50年以上にわたって難聴の子どもの支援を続けている非営利団体「シェパードセンター」と、県立病院機構を含めた3者で協定を結ぶことになり、県庁で鈴木知事やアリーシャ・デイビスCEOなどが出席して締結式が行われました。
協定により、静岡市にある県立総合病院で「シェパードセンター」から指導を受けながら来年度から3年間、人工内耳を装着した県内の聴覚障害の子どもを毎年10人程度受け入れて、言語の訓練などを行うほか、療育プログラムの作成や専門スタッフの養成などを行うことにしています。
締結式で鈴木知事は「団体から多くの手法を吸収し、全国に先駆けた体制を構築できるよう県としても大いに尽力したい」と述べました。
また、デイビスCEOは「聴覚に障害のある子どもたちが聞くこと、話すこと、自分の声を持つことを実現できるよう取り組んでいきたい」と述べました。


リンク先はNHKというサイトの記事になります。
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