今秋、佐賀県内では国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(国スポ・全障スポ)が開かれる。
国スポは国民体育大会から名称を変えて迎える最初の大会。
県は「する」「観みる」「支える」の三つの観点から、全ての関係者に光が当たる大会を目指す。
選手たちと支える人々らが「前例のない大会」にともに挑む。
佐賀から日本のスポーツ文化が変わる。
そんな年になりそうだ。(上本虎之介)
きらびやかな衣装で音楽に合わせて宙返りやバック転を繰り返し、大きく腕を振って跳びはねる。
神埼清明高男子新体操部――。
静と動の切り替えも鮮やかで、力強い動きの後にはしなやかな表現が続く。
選手たちは一糸乱れぬパフォーマンスでいつも観客を魅了している。
国スポでは2008年の大分国体以来、新体操少年男子が16年ぶりに復活する。
部員9人、県内唯一の男子新体操部である同校は今大会の象徴的存在だ。
「圧倒的な演技で優勝し、お世話になった人や地元の方々を喜ばせたい」
副主将の2年、田中 滉誠あきなり さん(17)は声を弾ませる。
同校は団体戦では過去10年の全国大会で6回優勝、大分国体も制した強豪。
しかしその後の国体では競技種目から外れた。
復活が決まったのは19年。全国から「佐賀で再開を」の声が上がり、実現した。
同校は、県の「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」による強化で、県外の強豪大への遠征合宿を積極的に実施。
弱点の個人種目は全国から指導者を呼び、技術を吸収してきた。
(中略)
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