ティンパノメトリーや音響反射検査に使用されるイヤーチップには、使い捨てタイプと再使用タイプがありますが、聴覚業界で使用されるイヤーチップのほとんどは使い捨てタイプです。
使い捨てイヤーチップは1回限りの使用で、使用後は直ちに廃棄しなければなりません。
製品パッケージには、「使い捨て」という文言が記載されているか、1回限りの使用であることを示す数字の2が消された円が記載されています。
この場合、イヤーチップは再使用できないので、超音波洗浄器の使用は無意味です。
医療従事者が再使用可能なイヤーチップを入手できる場合、使用する化学製品は、高レベルの消毒が可能な病院グレードの消毒剤でなければなりません。
例えば、米国では、グルタルアルデヒド、過酸化水素、過酸化水素を含む過酢酸が、実行可能な高水準消毒剤として食品医薬品局(FDA)により認可されています。
再使用可能なイミタンス・イヤーチップの洗浄には、超音波洗浄剤を満たした超音波洗浄機を使用するのが理想的です。
一度洗浄したイヤーチップは、高水準の消毒が可能なホスピタルグレードの薬液を満たしたトレイに移すべきです。
再使用可能なイヤーチップが血液、血液副産物、膿、分泌物、多量の耳垢で汚染されている場合は、廃棄するか、洗浄後に滅菌してから再使用します。
リンク先はCanadian Audiologistというサイトの記事になります。(英文)