(福島 邦博 先生)
難聴児の場合、早期に補聴器を装用してよりクリアな音を聞き、また自分のしゃべる音と聞き比べて修正することが適切な発音(構音)の発達につながります。
したがって補聴器のより良い聞こえを確保することはまず大切ですが、それでも難しい構音が残る場合には、正しい構音の作り方を学ぶことで改善することもできます。
構音のための専門的な指導は言語聴覚士から受けることができます。
地域によっては通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校、病院、通園施設などで指導を受けることができます。
構音には「慣れ」が必要で、練習には時間がかかるかもしれません。
周囲が褒めて励まし、温かい目で応援することが大切です。
出典:Phonak社ホームページ
『子どもの難聴に関するQ&A』
監修:医療法人さくら会 早島クリニック
耳鼻咽喉科皮膚科 理事長 院長
福島 邦博 先生
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