福井市の県立ろう学校に通う耳の不自由な生徒たちが20日、手話を交えて外国人と交流し、国による文化の違いなどについて理解を深めました。(12月20日)
手話を使った英会話教室では中学1年生から高校2年生までのあわせて10人が、街中で見かけるトイレやエレベーターなどの案内記号「ピクトグラム」をテーマに、アメリカやメキシコなど5か国の外国人と交流しました。
外国人からは初めて温泉のマークを見た時にパンやカフェの記号と勘違いしたというエピソードが紹介され、生徒たちは温泉になじみのない国の人には別のものとして伝わってしまうことなど文化の違いを学んでいました。
■高校1年生
「日本だけの文化と外国の文化が違うということがわかってよかった。外国の人に道とか聞かれた時に できるだけ英語で答えられるようにしたい」
ところで参加した外国人らは普段 生徒が使う英語の教科書に読み方のルビを振るボランティア活動に取り組んでいます。
学校によりますと、この教科書を導入したところ生徒の学習意欲が大幅に高まったということで、今後も交流を続けて英会話を通した異文化の学習や英語力の向上につなげたいとしています。
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