京セラドキュメントソリューションズジャパンは、京セラが開発し、実証実験を重ねてきた「わかりやすい字幕表示システム」を、「Cotopat(コトパット)」と名付け、8月17日から販売を開始する。
Cotopatは、話した言葉をリアルタイムに認識して、文字・図解・動画をスクリーンに表示することで、会話の聞き取りづらさを解消し、コミュニケーションを円滑にするシステム。
特に聴覚障がいのある人や高齢者は、コロナ禍でのマスクやアクリル板を介した会話の聞き取りづらさなどからコミュニケーションを円滑にできないと感じる事も多い。
そうした課題を解決するため2021年に京セラが開発した。
文脈を認識し、同音意義語や文字区切りも自動で補正。
専門用語をあらかじめ登録しておくことで、文字変換率を向上できる。
登録した単語は強調表示が可能。図解や動画も表示でき、視覚情報を利用してよりわかりやすく情報を伝えられる。
言語は日本語、英語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、韓国語、ベトナム語、ポルトガル語の7言語に対応する。
相手の表情を見ながら会話でき、発話者もスムーズに情報を伝えられるため、さまざまな業種の窓口業務でのサービス向上や対応時間の短縮に貢献する。
京セラはシステムの事業化を想定し、これまで横浜市中区役所内の福祉関連窓口や同志社大学、JR新宿駅などで実証実験を行ない、高評価を得たという。
今後は、各自治体や駅などの公共施設、大学、ホテル、百貨店などの受付、病院、福祉施設などの相談窓口への販売を予定している。
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