イタリア競争当局(AGCM)は昨日プレスリリースを発表し、同国の補聴器市場に関する調査を開始したことを明らかにしました。
当局によると、補聴器は消費者とイタリアの国民医療制度の両方にとって多額の出費となります。
AGCMによると、現在の市場状況では、製品や関連サービスの価格の完全な透明性が確保されていないように見えると述べています。
AGCM は、イタリアの補聴器市場における調査に関する主な懸念事項は次のとおりであると述べています。
1.製品やサービスの技術革新、関連規制の最近の変更を考慮した、補聴器の商業動向と需要と供給の進化
2.補聴器市場における競争問題の存在(特にイタリアと現在の規制に言及)
3.公的医療関連施設による補聴器購入の効率性と問題点。
AGCMはまた、上記トピックに関するパブリックコメント期間を開始し、今後30日以内にIC55@agcm.itにて提出を受け付けます。(締切:2023年10月24日)
イタリアは全世界の補聴器販売の約4%を占めており、補聴器販売店の大手はミラノに本社を置くAmplifonで、イタリアでの市場シェアは40%と推定され、世界最大の補聴器販売店です。
米国では、AmplifonはMiracle-EarとAmplifon Hearing Health Careを所有しています。
ロイター通信によると、Amplifonの株価は11:50GMTまでに6.7%下落したが、市場アナリストは、イタリアでの売上が限られているため、調査は他の補聴器関連銘柄にはほとんど影響しないと見ています。
リンク先はアメリカのHearing Trackerというサイトの記事になります。(英文)