インドのスタートアップ企業のGlovatrix社は、手話を“音声再生”するAIスマートウォッチ「Fifth Sense」を発表しました。
「Fifth Sense」は、装着者の動き(手話)を認識して音声とテキストで出力するというデバイス。“双方向コミュニケーション”にも対応しており、マイクが認識した音声をテキストや画像に変換する機能も有しています。インドで使用される手話については、フィードバック機能によってリアルタイム学習する機能も有しているとのこと。
現状ではデバイスとして商品化されていませんが、X(旧Twitter)ではコンセプト映像が公開。「こんにちは(Hello)」や「調子はどうですか(how are you)」といった意味の手話をデバイスが認識し、スマートフォンが音声を出力する様子を確認できます。現段階の「Fifth Sense(フィフス・センス)」は、コンセプト画像と比べるとやや大型の形状。グローブの着用も必要なようです。
Fifth Senseの紹介動画はこちら
手話とテック系デバイスを組み合わせるという試みは以前から行われています。2022年にはARで手話が学べる“レンズ(フィルター)”「ASL Alphabet Lens 」が写真SNS「スナップチャット」に登場し、注目を集めました。「ASL Alphabet Lens」は、Snap社内の聴覚の不自由な社員によって結成されたチーム“Deafengers”によって開発されました。ハンドトラッキング技術を活用したミニゲームで、手話で表現するやり方などを学べます。
ライター : 井文
日々移り変わるVR情勢を皆さまにお伝えすべく、いろいろ勉強しながらVRの記事を書いています。最近ハマっているのはVRChat。
リンク先はMoguLiveというサイトの記事になります。