(福島 邦博 先生)
補聴器は精密な電子機器なので、水分や衝撃でうまく働かなくなることがあります。
したがってバスケットボールやサッカーといったコンタクトスポーツ(身体が接触する競技)ではプレー中に補聴器を外すよう指導されるかもしれません。
テニスや卓球など、補聴器を装用したままプレー可能なスポーツもありますが、その場合には、汗対策や防水加工が必要になります。
水泳の場合、防水加工は水圧には弱いので、潜水すると故障しやすくなりますからご注意ください。
水に濡れた後は水分を拭き取り、乾燥ケースに入れて補聴器をしっかり乾燥させると、故障しにくくなります。
実際にはそして、多くの方が補聴器をつけてスポーツを楽しんでおられます。
プロ選手としてもプロ野球日本ハムファイターズの石田裕也選手や日本フットボールリーグ(JFL)のヴェルスパ大分のFW西大輔さんがいます。
出典:Phonak社ホームページ
『子どもの難聴に関するQ&A』
監修:医療法人さくら会 早島クリニック
耳鼻咽喉科皮膚科 理事長 院長
福島 邦博 先生
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