福島県聴覚障害者協会は「国際手話」通訳者の養成に乗り出す。
東京都を中心に2025(令和7)年に開かれる聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」はJヴィレッジ(楢葉・広野町)がサッカー会場となる。
運営には国際手話に通じた人材が要るが、県内の習熟者は数人にとどまる。
協会は8月から養成講座を開く。
訪日客の回復なども念頭に、聴覚障害者に優しい県づくりにつなげる。
手話は話し言葉と同様に国や地域で異なり、あいさつや食べ物、性別、家族、友人などを表すしぐさはまちまちだ。
デフリンピックのような国際交流の場では円滑にコミュニケーションを取る「公用語」として国際手話が用いられる。
例えば「ありがとう」は日本の手話では、力士が手刀を切るような動作をするが、国際手話では投げキスに似た動きをする。
県聴覚障害者協会によると、国際手話の通訳者に認定・資格制度はないが、習熟するためには研修で専門知識を得たり、実践経験を積んだりする必要がある。
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