難聴はパーキンソン病の独立した危険因子

難聴はパーキンソン病の独立した危険因子

JAMA Neurology誌から

補聴器の早期使用でリスクを減らせる可能性

2024/11/12 大西 淳子=医学ジャーナリスト

 米国Oregon健康科学大学のLee E. Neilson氏らは、聴力検査で難聴と診断された米国の退役軍人を追跡してパーキンソン病(PD)の発症率を調べるコホート研究を行い、難聴の重症度が高い集団ほどその後のPD発症率が高く、速やかに補聴器を使用すると、発症リスクを減らせる可能性があると報告した。結果は2024年10月21日のJAMA Neurology誌電子版に掲載された。

 高齢者に多い難聴は、アルツハイマー病などの神経変性疾患と関連することが明らかになっている。しかし、様々なレベルの聴覚障害とその後のPDリスクについて検討した研究はほぼなかった。そこで著者らは、包括的な聴力検査を受けている米国の退役軍人を対象として、難聴とPD発症の関係を検討するコホート研究を実施することにした。


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