"加齢を受け入れる、若づくりで闘う"はどっちがいいか…医師・和田秀樹「老いとの向き合い方」の最終結論 老いと闘える間は闘い、闘った後に受け入れる

"加齢を受け入れる、若づくりで闘う"はどっちがいいか…医師・和田秀樹「老いとの向き合い方」の最終結論 老いと闘える間は闘い、闘った後に受け入れる

老いとはどのように向き合うべきか。医師の和田秀樹さんは「外見を若々しくすることは、気持ちまで明るくし、心の老化のスピードを緩める。『老いと闘うこと』と『老いを受け入れること』は、対立関係にあるのではなく移行するものだ。闘える間は闘ったほうがいい」という――。

(中略)

外見を通して心が若がえると、免疫の働きもよくなる
老いと闘うことは、老人性うつの予防にもなります。それなのに、「若づくりは恥ずかしい」「60歳を過ぎて派手な格好はできない」などと考えていないでしょうか。

外見を若々しくすることは、気持ちまで明るくし、心の老化のスピードにも影響します。臆することなく、どんどんやっていきましょう。

とくに男性は、見た目の若さにあまり気を遣わない傾向があります。外見が老人らしくなっていくと、その影響を受けて心も老化し、全身の身体機能も老け込みます。

実際、精神神経免疫学という医学の分野では、外見を通して心が若がえると、免疫の働きも高確率で若がえる、という研究が進んでいます。

ですから、「いい歳をして恥ずかしい」などと、自分を抑えないでください。

美容医療の力を借りて、外見の若がえりを図るのもよい方法です。シミやシワが1つ消えるだけで、こんなにも心が軽くなるのか! と実感されるでしょう。髪が薄くなったのなら、植毛やウィッグを試されるのも素敵なことです。

補聴器や紙オムツをどんどん活用しよう
また、体のさまざまな機能が落ちてきたとき、現代には、それを支えてくれるグッズがたくさんあります。高年者用のグッズを使う勇気を持ちましょう。

耳が遠くなったら補聴器をつける、足腰が弱ったならば杖つえや歩行器を使う、尿もれが気になるのならば紙オムツをはく。

こうして、文明の利器をどんどん活用すれば、老いた部分をカバーしてもらえるぶん、自由度が増します。

外出して日光に当たれば、セロトニンの分泌が促進されて、老人性うつの予防にもなります。

高年者用グッズは、老いた人生を楽しませてくれる、最高の支援者なのです。

リンク先はPRESIDENT Onlineというサイトの記事になります。
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