聞こえの課題は聞こえない・聞こえにくい以外にも。
聴覚過敏と聴覚保護について
聴覚過敏 という言葉を聞いたことがあるという方は
どのくらいいらっしゃるでしょうか。
2019年の9月にNHKでも紹介されていたので、
少しずつ啓発が進んでいるといいなと思うのですが、
多くの人にとって我慢できる大きさの音が辛く、
時には痛みを感じるほど苦痛に感じる症状です。
聴覚過敏に悩む方の多くが、音を遮る工夫をする際、
上記の記事内にあるような大きなイヤーマフをつけることで
誤解をされてしまうことが辛い、というお話をよく伺います。
また、音を遮る工夫といえば、ここ最近よく話題にあがっているのが『聴覚保護』。
こちらはニュースなどで目にされたことのある方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか。
特にイヤホンをつけて電車の中で音楽をよく聞かれる方に注意していただきたいのが
大きな音で音楽を聴きすぎて耳の細胞を壊してしまうことです。
聴覚過敏には、周りの音が、
その人にとって辛い大きさの音にならないように工夫をするために。
聴覚保護には耳の細胞を傷めないために。
ニュース内に記載のあるように、イヤプロテクターが活用できます。
聴覚過敏の場合も、聴覚保護の場合も、必要な遮音の大きさや
使い方によって選ぶ道具の形は変わります。
実は私自身、軽い聴覚過敏の傾向にあって、
電車のブレーキの音などが頭に響いて辛いことが多いのですが
遮音効果の高いイヤーマフをすると今度は耳鳴りが酷くて使えないので、
話題の聴覚保護用耳栓を買ってみることにしました。
同じように悩んでる方の参考になればと思ったので簡単に紹介しておきます。
私が購入したのは先日Twitterで紹介したこちらのプロテクター ↓
アマゾンで3880円でした。
↓ 外箱の表と裏面です。最大で約20dB遮音効果があるとのこと。
中をあけると、本体と耳栓2種類がS(11mm)/・M(12mm)・L(13mm)の3サイズ分、
本体を持ち運ぶ用のケース、取り扱い説明書。
すごく簡単な感じというか軽めというか、大丈夫かなと不安になりましたが・・
説明書の検査数値を見て、とりあえずつけてみました。
↑ 装用方法とか使用方法と言った、日本的な親切な案内は一切なくシンプルです。
私の耳が立ち耳で外に出ているからなのか、
製品のHPにあったようなおしゃれ感はだいぶ減っている気がするのですが…
大きさはご覧の通り。補聴器と並べて大きさを比較してみたりもしてみました。
大事なのは遮音力。
実際オフィスで周りの人が使うキーボードのカチカチといった高めの音や
空調の低い暗騒音(ボーとかゴーといった音)は全く気にならず。
音楽や人の声は入ってくるので、話しかけられて無視してしまうこともなく、
外にでても、苦手な電車のブレーキ音も全く気にならずに電車に乗ることが出来
電車内での読書も快適にすることが出来ました。
これならば、聴覚過敏の方があまり人の目を気にせず
聴覚保護が必要な人も音楽を楽しみつつ使えるなあと思いました。
あと、スポンジタイプの耳栓だと耳栓のゴソゴソなる音が気になる方にも、
おススメ出来る製品が見つかったなと思います!
私自身の感想であり、個人個人で症状には差があるので
すべての人にあてはまるわけではないのですが、
聴覚過敏の方や、聴覚保護が必要な方で、良いものが見つからないという方への
ご紹介の選択肢が1つ増えたこと。
聴覚保護のプロダクトでデザイン性に労力が割かれている製品が珍しいので
嬉しくなってしまったこと。
この2点でついつい楽しくなって、せっかく自分用に実際買ったことだしと思い
使用感までお伝えしちゃいました。
ご自分は2つの聞こえすぎる状態に該当されなくても、
周りに大きい音が苦手だったり、
コンサート会場で頭が痛くなってしまわれたりする方がいらっしゃったら
こんな解決策もあるみたいだよ!とお伝えしてみてください。
お読みいただきありがとうございました!
※この製品の会社のことは全然知らない=今はやりのステマ&広告ではないので、むしろご存じの方がいらしたらほかにどんな製品があるのかなど、教えてください。
LMH 郷司