聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の2025年大会自転車競技会場の伊豆市で7日、入賞経験を持つ早瀬憲太郎さん(50)久美さん(48)夫妻を招いたトークイベント「夫婦で目指すデフリンピック」(同市地域自立支援協議会主催)が開かれた。
早瀬さん夫妻は、デフアスリートとしての経験を語りながら、「伊豆大会」を通じた共生社会の実現への期待を示した。
イベントは、100周年記念となる日本初開催のデフリンピックに向けた周知と啓発、機運醸成が目的。
早瀬さん夫妻は手話でそれぞれ、デフリンピック出場や自転車競技に出合ったきっかけなどを紹介した。
憲太郎さんは、デフリンピックについて「音の聞こえない中での世界一の大会。
五輪選手が耳栓をして対戦すれば、ろう者の選手が勝つ」と解説した。
その上で夫妻は「100年後の未来へ何かを伝えられるレガシー(遺産)を伊豆市に残したい」などと話した。
トークに先立ち、菊地豊市長が手話であいさつし「誰もが希望と個性に応じ、活躍し楽しむことができる伊豆市でありたい。
まずデフリンピックについて学ぼう」と呼びかけた。
同競技は同市の日本サイクルスポーツセンターで25年11月に実施される。
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