この作品の主人公は手話が母語、聴覚障害を持たない男性と出会い、恋愛し、結婚し、子育てに翻弄、という全五章の構成です。
原作は女性向けの雑誌に掲載されていた作品なので、あま~い!と言ってしまう(古いですかね・・)かわいらしいシーンも多いですが、主人公たちが社会においてぶつかる壁に真摯に向き合う姿から学ぶことが多く、原作漫画・TVドラマ・映画共にお勧めです。
初めてこの作品に出合ったのは原作の漫画を読んだことでした。
ちょうど「愛していると言ってくれ」という作品で、豊川悦司さん演じる画家と常盤貴子さんが演じる女優志望の女性の恋愛ドラマが流行って、手話教室に通う人が増えた!なんていうニュースを目にすることが多かったころ、この原作の漫画を読み、言い辛いと思ってしまうことを勝手に思い込みで口にしないのではなく、相手に確認することの大切さや、良心とおせっかいの違いを勉強させてもらったと勝手に思っています。