より良き未来をつくる
前回の記事更新から約1週間が経ちました。
1週間前よりも、社会全体の心が委縮して
しなくていい差別が起きていたり
社会全体の空気がどんよりと変化してきているのを感じ
落ち込んでいたところ、
2009年の名作ドラマ、JIN-仁―-がTBSで再放送していたので
ついつい見入ってしまいました。
医療・医学の先人たちの努力への感謝の気持ちや、
今、まさに現場で命をかけてくださっている方々への
感謝の言葉にも溢れていました。
そっちをニュースにしてもらいたい位ですが・・
ドラマを見ながらTwitterも見て、感動で泣きすぎで、
ティッシュペーパーの在庫が減ってしまいました。
自分たちがJINOという会社を興した理由、
そして続けたいという原動力となる自分の欲、
JINOが願うより良き未来への思い
を整理しておきたいなと思いました。
書いていて気づきましたけど、JINとJINOって一文字違い!
なんて素敵なんでしょう。
すいません・・・全然話がそれました・・
<緒方洪庵という人>
物語の中で、緒方洪庵さんは主人公の良き理解者で、
私財を投げうって民のための医療を考え発展させることに
文字通りすべてを投げうって尽くされた器の大きい方です。
実在の緒方洪庵さんも、現代医学、予防医学の祖と呼ばれている偉人さんです。
様々な名言を残されていらっしゃるようで、Web上でも
沢山の名言が検索できます。
ここでは物語JIN-仁-の中での台詞を紹介したいと思います。
もう、ほんと名言ばかりなので実際には見てみていただきたいのですが。。
Amazonで見られるので見られる方は是非見てみてください!
(回し者ではありません。&以下ネタバレします。)
ドラマの中で、緒方洪庵さんは、
ご自身が結核という病気であることを自覚され
先のないことを知ったうえで、主人公の南方先生に
自身の恩に報いるためにどうすればよいのかと問われ、
『より良き未来をお作りください。みなが楽しく笑いあう、たいらな世をお作りください。国の為。道の為』
と答えます。
実在される緒方洪庵さんは、幕末の動乱期を生きた
蘭学のお医者様で、著名なドイツ人医師フーフェランドの
Enchiridion Medicumを『扶氏医戒之略』として
翻訳されたことでも知られています。
現代語訳では簡潔に紹介されていらっしゃる方の記事があったのでこちらご参考まで↓
この中で書かれている心得はどれも現代に通じていて
昨日から今日にかけて検索しただけでも、
20を超える医院のお医者様がこの心得を
ご自分の病院のモットーにされていらっしゃいました。
正直全部が出来る人は聖人なんじゃないか、と思ってしまう高潔さで
庶民の私には高すぎる理想なのですが、(偉人と比べるな、という話ですが・・)
ドラマのこの台詞は、緒方洪庵さんの遺した意思を
すべて総括した台詞だな、と感じ入りました。
今はもちろん、自分の居ない未来を善くしたい、という思い。
わたしにも大事な甥と姪がいます。
彼らのためにはもちろん、今育っている子どもたちと
これから生まれてくるすべての子どもたちが、暮らしやすい
笑い合って暮らせる平らな世。
緒方さんがおっしゃる未来はまだ実現出来ていないあと思うと同時に
自分もそんな未来を作るんだ、と改めて誓い直しました。
もちろんドラマの脚本なので、
この台詞を考えたのは脚本家の方なんですが…
俳優さんの演技もドラマの脚本も素晴らしすぎて
感動しすぎ&号泣しすぎました。笑
<坂本龍馬という人>
またこのドラマでもう一人重要な役割を果たしているのが
坂本龍馬さんです。
この方は日本で育った大人に
知らない人は居ないんじゃないか、というくらい
歴史の教科書でも大河ドラマでも時代劇でも
しょっちゅう出てくるので詳細は割愛しますが
このJIN-仁-というドラマの中でも素晴らしい存在感で扱われています。
昨日の放送の中で彼の発した台詞で、緒方洪庵さんの台詞同様
心にとめておきたいと思ったのが↓の台詞です。
『人間は欲深い生き物じゃ
国のためなら死ぬることができるっちゅう志士も
人のために生きるとほざく医者も
一皮剥けば、成り上がりたい、金が欲しい
名を残したいっちゅう欲でがんじがらめじゃ・・・
わしじゃちそうじゃ
頼まれもせんのに
この日の本の国をもっとええ国にしたいと思うちょるがは
産まれてきたからには
何かやってやりたいっちゅう欲からじゃ
けんどその欲があるき、わしゃ進んでいける
欲は生きる源じゃ・・・』
ドラマの中でこの台詞は主人公の南方先生を励まし
心配する場面で使われていたのですが、
聞いていて、改めてこのことを
自分もいつも心にとめておこうと思いました。
ドラマが放送された当時も
しっかり全部の回を見ていたはずなのですが
全然記憶になかったこの台詞。
今回は一番共感しました。
見るときの自分によって得られる感想が変わっていくのも
名作の素晴らしいところですよね!なんて自分を庇ってみますが・・
私たちがJINOで実現したいこと。
それは聞こえの課題をゼロにすることで、
聞こえの課題という障壁を感じない、平らな社会にすること。
それは誰でもない、自分が強く願っている望みであること。
人のために、ではなく自分がそういう未来を
今生きている人たちに、
そしてこれから生まれてくる子どもたちに遺したいから。
その希望に挑戦する機会を得たのだから
今の騒動程度で動揺している場合じゃないなと
改めて自分に喝を入れなおしました。
ドラマに感動しすぎてるあたり、自分の単純さを笑ってしまうのですが。笑
これまたドラマのセリフで恐縮ですが、
『人間は精一杯生きることしかできないのだから』
と南方先生のつぶやいていた言葉を心に
今日も命があることに感謝しながら
出来る事をコツコツして行きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
JINO GOJI
JIN-仁-再放送、是非見てみてくださいね!
アマゾンプライムでも見れるみたいです↓
DVD↓
原作↓(これまた素晴らしいですのでおススメです)
www.amazon.co.jp
重ねて申し上げますが回し者ではございません。笑
LMH 郷司