大村市の聴覚障害者のシェアハウスの入居者が災害に備えて地域の防災マップを作りました。
参加したのは大村市黒丸町にある聴覚障害者のシェアハウスで暮らす4人のほか、国土交通省や大村市、手話サークルのメンバーなどです。
大雨や災害に備えて防災マップを作ろうとシェアハウスから避難場所の竹松出張所までのおよそ2キロを2時間かけて歩きました。
側溝の蓋がないところや、段差のある歩道など避難するときの「ハードル」がいくつも見つかりました。
(手話通訳)「増水したときに(自動販売機の)電気が通電してしまうかもって」
「あ~、なるほど」
「だから危険に、入れてほしいって言っていました」
実際の現場を確認した上で、いよいよ防災マップ作りです。
地図に写真を添えて危険な場所は赤、安全な場所は青の付箋をつけて、一目で分かるマップに仕上げました。
シェアハウス入居者 「簡単に紹介します。一番危ないところはやっぱり溝ですね。側溝の蓋がないということ。その側溝に草が覆いかぶさって、そこに蓋があると勘違いして転倒してしまう、落ちてしまうのではないか。そういう箇所がたくさんありました」
聴覚障害者は防災無線などが聞こえないため、避難が遅れるケースもあります。
緊急時にいち早く情報を共有できるよう、地域とつながりを持つことも課題のひとつです。
関係者は2024年は地域の人にも参加してもらい、連携を深めたいとしています。
リンク先はテレビ長崎というサイトの記事になります。