議場の“論戦”聴きやすく 市議会の音響映像機器更新

議場の“論戦”聴きやすく 市議会の音響映像機器更新

京都府福知山市議会は、議会本会議場(市庁舎内)のマイクやカメラなど、老朽化していた音響映像機器を更新。併せて傍聴席に議員らの発言内容を聞き取りやすくする支援装置なども設置した。26日開会の3月定例会から利用する。

これまでから、カメラなどが作動せず、議会中継が一時中断するなどのトラブルが発生していたため、市が2695万円をかけて音響映像機器を改修し、傍聴席にはスピーカー3台のほか、ヒアリングループ(磁気ループ)や字幕表示用の43型モニター2台を導入した。

ヒアリングループは、アンテナ線を通して補聴器や人工内耳に直接音声を伝えるもので、傍聴席60席のうち18席分に設置。発言者の音声が明瞭に聞こえるようになる。非対応の補聴器や、補聴器を持っていない人には、議会事務局が専用の受信機(3台分)を無料で貸し出す。

字幕表示モニターは、傍聴席の左右に取り付けていて、発言内容がほぼリアルタイムで表示される。ただし、自動変換のため誤変換することがある。字幕表示されるモニターの導入は、府内の市議会では長岡京市に続いて2例目だという。

難聴者の傍聴は現在、希望者には手話通訳や要約筆記を実施していて、引き続き利用できる。

議長は「今回の更新で、議会運営を確実に、円滑に行えると安心している。市議会がめざす市民に開かれた議会を推進するための一歩として、引き続き議会の活性化に努めたい」と話していた。

リンク先は両丹日日新聞というサイトの記事になります。 https://www.ryoutan.co.jp/articles/2024/02/96009/
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