補聴器を使うとどのくらい聞こえるようになる?

補聴器を使うとどのくらい聞こえるようになる?

補聴器を使った時の聞こえは、補聴器を使う方の①聴力、②言葉の聞き取り能力、③補聴器の性能、④補聴器の調整の4つで変わってきます。

①聴力
補聴器は主に日常生活での会話が聞き取れる程度に音を大きくすることを目安に調整します。

補聴器で補う音の大きさには限度があるため、聴力の程度によっては十分な音量を補うことが難しい場合があります。

②言葉の聞き取り能力
同じ聴力の人でも言葉の聞き取り能力は異なります。

「音は聞こえるのに言葉がわからない」というのがそれです。

特に騒がしい場所での言葉の聞き取りは、脳が雑音と言葉を分けて言葉を認識できるか、うまく聞き取れなかった際に、前後の文脈や視覚情報を元に正しい言葉を類推できるかによって異なります。

③補聴器の性能
聴力に合った補聴器が選ばれているか、また補聴器を使う方の生活環境に合った機種が選ばれているかによって聞こえが変わってきまます。

④補聴器の調整
補聴器は補聴器を使う方の、聴力、言葉の聞き取り能力、生活環境やライフスタイルに合わせて調節することで、補聴器の持つ性能を限りなく100%に近い状態に持っていくことが可能です。

そのためには測定機器を使った客観的評価『効果測定』を行い、補聴器をつけたときとつけていないときの言葉の聞き取り能力を比べることで補聴器をしっかりと調整することがとても重要となります。

聴力に合った補聴器を選択し、効果測定により補聴器をしっかりと調整するには、補聴器調整の技術をもった認定補聴器技能者がいる補聴器販売店や、認定補聴器専門店をお勧めします。

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こちらからどうぞ

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