小学校で補聴器講座を開かせていただきました!

小学校で補聴器講座を開かせていただきました!

止まない質問にびっくり!!

先日、以前お話させていただいた埼玉県所沢市の公立小学校で

聴覚障害やその解決方法の選択肢についてお話する機会を再びいただきました。

前職のメーカー勤務時の同僚が保護者の方にいらっしゃるご縁で

再度このような機会をいただきありがたい限りです✨

改めまして、先生方も保護者の方も素敵な機会をありがとうございました!



今回は前回とは異なり、直接対面でお話することが出来たこともあり

補聴器の実物を見てもらったり、目で音を見るという実験をしたり

直接お話出来るからこそ出来る体験を増やしてみました。



前半後半でお話の内容を分けたのですが

両方とも「質問ある人~」と聞くと

全員に答えきれないほどのカワイイ挙手があがりました。



お友達の質問を聞いて手を下げる子もいましたが

次から次に鋭い、良い質問が続くので

『おばさん感動したよ!』と思わず会の最後に御礼を伝えてしまったほど。



お子さんに対して難聴の説明や補聴器の話をする際に

必ず話の入り口で、ものの見え方や音の聞こえ方は

人それぞれだよ、というお話をしています。



虹の見え方も7色っていうのは日本だからだよ!というお話をして

世界には2色って判断する国もあるよ、という話をすると

キラキラした目で、え~~すごい~!!と反応してくれたり

自分以外の相手が自分とおんなじものの考え方や見え方をしている

っていう前提でお話しないことを意識してみてね と伝えると

すんなりと聴覚にもグラデーションがあることなどの説明を

理解してもらいやすいのでご紹介しています。

100人いれば100通りのきこえがあることを説明したイメージ図

この図と一緒に説明したことでしっかり理解してくれたお子さんが多かったようで

沢山の素敵な感想文をいただいたその中にも

「『難聴』『聞こえない』『聞こえにくい』という言葉にも

1人1人聞こえ方が違うんだっていうことがわかりました。」という

感想を多くいただけました。



また補聴器をつけていてもいなくても

聞こえ辛さを感じている方がいらっしゃったら

お顔を見て話しかける、とか、

呼びかける前にこっちを向いてもらう、とか

大きすぎる声はかえって聞きづらくなったりしてしまうことがあるので

はっきり、くっきりとお話してみてね 

といったこともお伝えしたのですが

いただいた感想文のなかに、おじいさまが聞こえ辛い様子なので

「これからはちゃんとおじいちゃんのお顔が見える場所で

話しかけようって思います」と書いてくれたお子さんもいて

当日と、お手紙をいただいてと、2回とても嬉しく幸せな気持ちになりました✨

いただいた感想文。ステキに色を塗ったり工夫をしてくれているものもあって 癒されまくりました。
いただいた感想文、ステキに色を塗ったり工夫をしてくれているものもあって癒されまくりました。


理解できなくても知ろうとすること


聞こえの課題だけでなく、どんな困難や症状でも

直面して苦しんでいたり悩んでいたり悲しんでいる人がいる時に

その痛みを代わって引き受けることができたらいいのですが

残念ながらそれは難しい。



本人の辛さ・痛み・苦しみは本人にしか解らないし

理解したいと思っても100%理解することは

痛みを引き受ける事と同じくらい難しい事です。



それでもその人を大切に思う人や周りの人が

その辛さが少しでも減るように、だったり

少しでも楽になれるように、だったりする工夫は

その状況がどんなことなのか、どんな状況なのかを

知る事だけでもできると思っています。



色んな困難や課題に向き合って

毎日を過ごしている人がいる事を知ってもらう事

そしてそれがどういう状態なのか、

可能であればどうすると困難や課題が減るのかを

ちょこっとでも良いので頭の柔らかい小さい頃から

頭の隅に置いておいてもらえると

みんなが暮らしやすい社会も作っていきやすいと思っています。



お子さんに対して難聴のことや補聴器の事をお話させていただけるのは

そういった意味で、ものすごく価値のある機会をいただける事で

可愛い姿に癒されることもあってとても有難い限りです✨



お話を聞いてくれたお子さん達の頭の中に

少しでも記憶に残る時間になれていたら嬉しいなと思います。



改めてこの度も素敵な機会をいただきありがとうございました✨

&お読みいただきありがとうございました!

ご意見・ご感想などおありになりましたら是非コメントでも

メールでもいただけると励みになります!

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