12月13日 12時26分
来年、日本で初めて開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」に向けて、大会で使われる国際手話を学んでもらおうと都内の大学で講習会が行われました。
国際手話は、国や地域によって異なる手話を使う人たちが意思疎通を図るために作られ、国際会議などで使われていますが欧米に比べて日本では学ぶ人が少なく、通訳ができる人も限られています。
講習会は、国際手話を学んで来年のデフリンピックのボランティアに生かしてもらおうと、東京・世田谷区の昭和女子大学の学生が中心となって企画しました。
ことし9月から行われた講習会には、日本手話を学んでいる人などあわせて13人が参加し、最終日の12日は手話言語学を研究する国立国語研究所の相良啓子特別研究員が講師を務めました。
参加者たちはこれまで学んできた国際手話を使って、自己紹介や趣味などについて3分間のスピーチを行っていました。
参加した女性は、「日本の手話と同じ形でも意味が違って難しいと思うところがありました。来年のデフリンピックでは今回学んだ国際手話をボランティアで活用したいです」と話していました。
講師の相良さんは、「国際手話に限らず日本手話も認知度が低いので、今回の講座をきっかけに、多くの人に知ってもらえるとうれしいです」と話していました。
リンク先はNHKというサイトの記事になります。
![「デフリンピック」に向け国際手話の講習会 昭和女子大学](http://www.lovemyhearing.com/cdn/shop/articles/2024-12-15_143038.jpg?v=1734240772&width=1100)