大学入試センターは7日、来年1月に実施する大学入学共通テストで、配慮が認められた受験生に対し、一部の問題冊子の書体を基本的にユニバーサルデザイン(UD)フォントにすると発表した。
UDフォントは、字を読みやすくして誤読を減らせるように開発されたフォントで、読み書きに困難がある人でも読みやすいのが特徴だ。
センターによると、視覚に関する配慮としてはこれまで、申請すれば文字の大きさが1・4倍か2・2倍の問題冊子が使えた。
来年1月の試験からは、2・2倍の問題冊子のフォントを、UDフォントにする。
ただ、図や脚注、数式など一部の文字は、UDフォントではない場合があるという。
受験生や高校教員らからの要望を受け、専門家で構成する委員会で検討して決めたという。
聴覚に関する配慮では、外国語のリスニングに限り、FM電波や近距離無線通信の「ブルートゥース」などを使った補聴援助システムの使用が可能になる。
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