障害がある生徒たちにも安心して飛行機を利用してもらおうと、搭乗を疑似体験する教室が28日、山口県岩国市の総合支援学校で開かれました。
全日空が全国の総合支援学校で開いている「そらぱす教室」で、県内の支援学校では初めての開催です。
岩国総合支援学校の高等部2年生15人が、教職員や保護者とともに受講。
会場に検査機の模型が用意され、生徒たちが実際の保安検査を体験しました。
知的障害の生徒たちは、検査場のものものしい雰囲気に不安を感じたり、聴覚過敏で大きな物音に反応してパニックになったりする場合もあります。
事前の体験で不安を和らげることが狙いです。
体験した生徒
「飛行機に乗る前の荷物の確認のしかたや飛行機に乗ったときのシートベルトの着用のしかたがよくわかりました。来年度の修学旅行では安心して飛行機に乗ることができそうです」
全日空CX戦略部 中岡彬さん
「障害のあるなしにかかわらず、飛行機をご利用頂く。そして空港を快適にご利用頂きたいという思いがございます」
全日空岩国空港所グランドスタッフ 平岡由梨さん
「障害のある方もたくさんご利用して頂いている。ほかのお客さんと一緒に快適に空の旅ができるように、私たちもサポートさせて頂いている」
岩国総合支援学校では受講した生徒たちが、来年5月に飛行機を利用した修学旅行を予定していて、きょうの体験を役立てたいとしています。
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