一側性難聴の小児に対する人工内耳サウンドプロセッサの長期使用

一側性難聴の小児に対する人工内耳サウンドプロセッサの長期使用

要約

目的
一側性難聴(SSD)を持つ子供における人工内耳(CI)サウンドプロセッサの使用状況を時間の経過とともに評価し、デバイスの使用に影響を与える要因を特定すること。

研究デザイン
後方視的なチャートレビュー研究。

設定
小児第三次紹介センター。

患者
2014年から2020年の間にCIを受けたSSDを持つ子供。

アウトカム測定
主要なアウトカムは、フォローアップ期間中の平均毎日のCIサウンドプロセッサの使用時間であった。

結果
CI手術を受けたSSDの15人の子供が、診断時の年齢と手術時期に基づいて分類された。平均4.3年のフォローアップ期間中、患者は平均で1日4.6時間のCI使用時間を記録した。時間の経過とともに使用率が低下する傾向が見られ、アクティベーション後の最初の2年間はより高い使用率が示された。年齢、手術時期、聴力損失の病因に基づいて有意な使用差は見られなかった。

結論
長期間の使用率の低下は、小児のSSD症例におけるCIの継続的な使用の障壁と促進要因についてさらなる研究が必要である。

© 2024年、Otology & Neurotology, Inc.

リンク先はOTOLOGY&NEUROTOLOGYというサイトの記事になります。(原文:英語)
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