世界の医学界が注目する認知症と難聴の関係…補聴器の使用で認知症リスクは8%程度低下

世界の医学界が注目する認知症と難聴の関係…補聴器の使用で認知症リスクは8%程度低下

高齢化が進むわが国で認知症対策は喫緊の課題だ。

診療をしていると、「最近、物忘れがひどくなって、認知症が始まったのではないかと心配です」と相談されることが多い。

どうすれば、認知症を予防できるだろうか。

4月13日、中国の山東大学を中心とした研究チームが、難聴と認知症に関する研究結果を英「ランセット公衆衛生学」誌に報告した。

2006~10年に英国のバイオバンクに登録された40~69歳の成人43万7704人のデータを分析したら、その結果は興味深いものだった。

聴力に問題がない人と比べた難聴患者の認知症のリスクは、補聴器を使用していない場合、1.42倍に上昇するが、補聴器を用いた場合には1.04倍まで低下した。

彼らは、補聴器を用いることで、認知症のリスクを8%程度、低くできると推定している。

リンク先は日刊ゲンダイというサイトの記事になります。
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