「今は、当協会の聴導犬の85%が保護犬や、私たちの活動に賛同するブリーダーから譲渡してもらった犬で、あとは素質のある犬をブリーダーから購入しています」と日本聴導犬協会代表の有馬もとさんは解説。
聴導犬としての素質の見きわめ、訓練方法については、英国式を土台に、有馬さんが試行錯誤を重ねて改良。
そのなかでも大切なのは、候補犬たちを、ソーシャライザーと呼ばれる一時預かりをするボランティアの家で定期的に過ごさせること。
さまざまな家族構成や環境に慣れていくために、候補犬たちは2〜3カ月おきに異なるソーシャライザーの家を移動していきます。
「ソーシャライザーさんに必ず守ってもらうのは、犬が悪いことをした場合、決して叱らずに無視すること、言葉での指示を出さないことなどです。
まずは人との信頼関係を結ぶことがとても大切なんです。
また聴導犬になる犬は、おとなしく従順というイメージがありますが、多少やんちゃで好奇心が強い犬のほうが適していることも」と有馬さん。
そして、訓練をしたものの聴導犬に適さなかった保護犬たちは、協会が責任をもって、家庭犬として一般家庭に譲渡をしていると話してくれました。
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