耳石が剥がれて起きる ~内耳原因の回転性めまい~ 第4回

耳石が剥がれて起きる ~内耳原因の回転性めまい~ 第4回

内耳が原因の「回転性めまい」は大きく分けて三つあります。

その中で最も多いのは、内耳の耳石(砂粒のようなカルシウム結石)が関係している「良性発作性頭位めまい症」です。

長い病名ですが、「良性」とはがんのような悪性の病気ではないということです。

最近は患者さんの方から「耳石が剝がれたのですが、戻してもらえますか?」という話をされることがよくあります。

これは、頭を左右や上下に動かしたり、寝返りを打ったりした際など、発作的に急に起きるめまいのことです。

内耳にある耳石の一部が剝がれ、三半規管に入り込むことで起こります。どの半規管に入り込むかで症状は少し違います。

年齢別で見ると、50~60代が最も多く、男女では女性の方が多いとされています。

じっとして動かなければ、数秒から数分で必ず治まります。

まず嘔吐(おうと)することはありません。耳鳴り、難聴も起こりません。

ただその後も、同じような頭の位置や状態になると、再びめまいに襲われることがあります。

回転性めまいが激しい場合もありますが、慌てないでください。

リンク先は時事メディカルというサイトの記事になります。
Back to blog

Leave a comment